ストッキングが映す、100年以上の美意識

ストッキングは、脚を覆うためだけのものではありません。その一足には、時代ごとに移り変わる美意識と、装いを大切にしてきた人々の想いが受け継がれています。シルクからナイロンへ、そして現代へ。100年以上にわたり、ストッキングは女性の美しさを静かに支え続けてきました。
洋装文化とともに広がった、新しい美しさ
19世紀末から20世紀初頭、ヨーロッパではシルクを用いたストッキングが上流階級を中心に広まりました。当時のストッキングは、限られた人だけが身につけられる特別な存在であり、美しさや品格を象徴するファッションアイテムでもありました。
その後、洋装文化の広がりとともにストッキングは世界へ広がり、日本でも大正から昭和初期にかけて少しずつ親しまれるようになりました。
女学生や職業婦人、そして「モダンガール」と呼ばれた新しい時代の女性たちは、西洋のファッションを積極的に取り入れ、ストッキングを装いの一部として楽しみました。
当時の雑誌や百貨店の広告では、ワンピースやスカート、パンプスとストッキングを組み合わせた洗練されたスタイルが数多く紹介され、「現代的な女性像」の象徴として広く親しまれるようになります。こうしてストッキングは、単なる実用品ではなく、自分らしさや品格を表現するファッションアイテムとして、その存在感を高めていきました。
ナイロンが切り拓いた、新しい時代
1935年にナイロンが発明され、1939年にナイロンストッキングが発売されると、ストッキングの歴史は大きく変わりました。シルクのような美しい光沢を持ちながら、丈夫で扱いやすいナイロンストッキングは、瞬く間に世界中へ広がり、多くの女性を魅了しました。
デュポン社がナイロンを発明。繊維素材の歴史が塗り替えられる。
発売初日に400万足が完売。女性たちの装いを一変させた革命的な一足。
軍需優先でナイロンが市場から消えると、女性たちは脚にメイクを施し、縫い目を描いて「履いているように」見せる工夫を生み出した。
それほどまでに、ストッキングは女性たちの装いに欠かせない存在でした。
— Japan —
Chapter 03
戦後、日本のファッションとともに歩む
戦後の復興と高度経済成長を経て、日本の暮らしとファッションは大きく変化しました。洋装が日常となり、百貨店やファッション誌の普及とともに、ストッキングは仕事やフォーマルシーンだけでなく、日々の装いにも欠かせないアイテムとして定着していきました。
1960年代にはミニスカートの流行をきっかけにパンティストッキングが広く普及し、素材や編み方、透明感、フィット感など、品質へのこだわりも大きく進化しました。
日本の繊維技術は世界でも高く評価され、繊細な編み技術や美しい光沢表現、優れた履き心地を追求した製品が数多く生み出されてきました。
ストッキングは、「美しさ」と「機能性」を兼ね備えたファッションアイテムとして、今もなお進化を続けています。
LINGが受け継ぐ、美意識
時代が変わっても、美しさを求める想いは変わりません。LINGは、ストッキングを単なる消耗品ではなく、装いを完成させる大切な一足だと考えています。
繊細な透明感、上質な光沢、なめらかな肌触り。細部までこだわり抜いたストッキングには、受け継がれてきた美意識と、現代の技術、そしてものづくりへのこだわりが込められています。
LING Philosophy
受け継がれてきた美意識に、現代の技術と感性を重ね、新たな価値を生み出していくこと。
それが、LINGが大切にしているものです。LINGはこれからも、受け継がれてきた美意識を一足一足に込め、時代を超えて愛されるストッキングを届けていきます。
— LING LINGERIE
